TIPSノート:投資手法「ロング・ショート」とは?

ヘッジファンドが利用する投資手法で「ロングショート」という手法がある。
ロングとは「買い」、ショートとは「信用売り」をいい、「ロング・ショート」とはその二つを組み合わせた手法のこと。

例えば企業業績はほぼ同一業種の業績の推移に同期しているということを前提に、その同一業種内で相対的に株価の高いものを売り・低いものを買うことで、市況全体=ベータの影響を最小限に抑え、企業ごとの業績変動によるリターン=アルファを獲得する方法。

または裁定機会が多いといわれる、合併時の理論価格の価格の歪みに利用して利益を得る方法(裁定取引)。株価はいつかは収束されていきます。A社とB社の株価が理論通り収束されれば、反対売買により裁定利益を得ることができる。

ほかに:
・同業種・業績面から比較した「優位銘柄買い・劣位銘柄売り」、
・たっぷりと相場観を織り込んだ「小型株買い・大型株売り」
・「低位株買い・値がさ株売り」、
・業種間のローテーションを見込んだ「薬品買い・ハイテク売り」、
テクニカル分析を重視した「25日移動平均線上方乖離売り・下方乖離買い」など。
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